夜景撮影の手順をご紹介します。マスターしてしまえばカメラがもっと楽しくなりますのでぜひやってみてください。
「あわせて読みたい」の記事を先に読んでいただくとよりスムーズに設定できます。
目次
STEP0:夜景のスポットへ行く
一眼レフと三脚を持って撮影したい夜景スポットへ出かけましょう。ステップ0にしていますが、暗い場所だと設定しづらいのでステップ2~6までを家で終わらせておくのも良いかもしれません。
- 一眼レフカメラまたはミラーレス一眼カメラ
- 三脚(三脚を持ってない方は購入をおすすめします)
STEP1:カメラを三脚にセット
三脚にカメラをセットします。カメラがブレないようにセットしてください。
STEP2:マニュアルモードに設定
カメラの設定を「マニュアルモード(Mモード)」に切り替えます。マニュアルモードが分からない方は下の記事を先に読んでみてください。
STEP3:ISO感度を設定
ISO感度を100~1000の間に設定します。最初は「ISO100」に設定しておきましょう。
STEP4:絞り値(F値)をF15以上の数値に設定
絞り値(F値)は「F15以上」の数値に設定しましょう。多くのカメラはF22まで設定可能です。この数字が大きければ大きいほど光芒が鋭い写真になります。
STEP5:シャッタースピードを10秒以上に設定
シャッタースピードを「10秒以上」に設定します。もし明るければシャッタースピードの時間を短く、もしくはF値を大きく、もしくはISO感度を下げてください。暗い場合はその逆です。
・シャッタースピードを短くする
・ISO感度を下げる
・F値を大きくする【暗い場合は下記のように調節】
・シャッタースピードを長くする
・ISO感度を上げる(ノイズが出ない程度に)
・F値を小さくする
STEP6:セルフタイマーを最短に設定
セルフタイマーを「最短」に設定します。僕のα7の場合は2秒です。セルフタイマーを設定することでシャッターを切るときに手をカメラに触れる必要がありません。夜景の場合、シャッタースピードが長いため少し触れただけでもブレてしまいます。そのブレが無いようにセルフタイマーを使った撮影します。
STEP7:MF(マニュアルフォーカス)で撮影
夜景が暗い場合、どこに焦点を合わせるべきかカメラが判断できず、シャッターを切ることができません。そのため、AF(オートフォーカス)ではなくMF(マニュアルフォーカス)に設定します。
焦点を合わせたらシャッターを切ります。(セルフタイマーに設定しているので少し時間差があるので気を付けてください)
撮影例
山口県周南の工場(シャッタースピード:30秒、絞り値:F20、ISO感度:100)
山口県周南の工場(シャッタースピード:10秒、絞り値:F16、ISO感度:100)
長崎ランタンフェスティバル(シャッタースピード:1秒、絞り値:F16、ISO感度:2000)
まとめ
夜景の写真はマスターしてしまえばとても楽しく、しかも簡単にプロっぽい写真が撮れてしまいます。ぜひ挑戦してみてください。
- 手振れ補正機能はOFF
- シャッターを押すだけでもカメラはブレるためセルフタイマーは必須
専用のリモコンでも可 - ノイズリダクションが設定されている場合は記録する時間が倍かかる
三脚を持っていない方はこちらの記事をご参考に