カメラの基本

3分でまるわかり!一眼レフカメラの絞り値(F値)とシャッタースピード、ISO感度の関係。

5分で分かる!一眼レフカメラの絞り値(F値)とシャッタースピード、ISO感度の関係。
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こんにちは。hotoへのアクセスありがとうございます。はじめて記事を書きます。α7Ⅲを買おうか迷っているCayceです。

この記事を見ている方はおそらくカメラ初心者、もしくはデジタル一眼レフカメラ(ミラーレス一眼)購入前に事前知識を身に着けておこうとされている方かと思います。この記事はそんな方を向けの記事です。また、デジタル一眼レフカメラを購入してずっとAUTOで撮っているといった方にもオススメです。

この記事を読みすすめる前にあなたの設定をチェック

カメラを触りながこの記事を読む方はカメラの「Mモード」にされることをオススメします。

Mモード

ちなみにMモードとはマニュアルモードのことです。Mモードにすることで、絞り値(F値)やシャッタースピード、ISO感度を自由にコントロールすることができます。

絞り値(F値)、シャッタースピード、ISO感度って?

タイトルに記載している「絞り値(F値)」「シャッタースピード」「ISO感度」は、写真を撮るときにとても重要なキーワードであると同時に、一眼レフ(ミラーレス一眼)カメラの基本中の基本でもあります。この3つをしっかり理解することでカメラのクオリティも変わり、一段とカメラが楽しくなることでしょう。この記事を理解して、あなたのカメラライフを充実させてください。
ではさっそく、順を追って説明していきます。

一眼レフカメラの絞り値(F値)とは?

絞り値(F値)でボケをコントロールしよう

絞り値(F値)とは写真のボケを作り出す大切な要素です。F値を調節することでボケをコントロールすることができます。このボケを上手にコントロールすると、ピントが合っている主役以外をボカすことができ、主役が引き立つ写真になります。
この絞り値(F値)、カメラの画面ではF1.8F22といった形で表記されています。
※カメラによっては「F」がないパターンもあります。
この数値が小さければボケやすく大きけれボケにくい写真になるのです。
それでは実際の写真で解説します。

背景がボケた猫絞り値:F1.8 シャッタースピード :1/250秒 ISO感度:100

太良の海中鳥居絞り値:F20 シャッタースピード:20秒 ISO感度:100

上の猫の写真は絞り値が小さいF1.8で撮影しました。そして、下の太良の海中鳥居の写真はF20で撮影しています。
猫の写真の右上部分を見てください。実際は黒いフェンスがあるのですが完全にボケてしまっていて見えません。微かに何か黒いものが写っていることは分かります。これがボカしている状態です。
次に、太良の海中鳥居の写真は1本目の鳥居の中の奥にある電灯を見てください。かなり遠くにありますがボケていません。何本あるか数えられます。これがボケていない状態です。
焦点距離 などでもボケは変化しますが、ここでは絞り値(F値)をコントロールすることでボケが変わると覚えておいてください。

絞り値(F値)はボケだけでなく、明暗も調節できる

絞り値(F値)でボケをコントロールできると説明してきましたが、実はこの絞り値(F値)はもう一つ重要なものをコントロールできます。それは光を取り入れる量、つまり写真の「明暗」です。ここでもう少し絞りについて説明します。そもそも絞り値(F値)はボディの性能ではなく、レンズ側の性能によって異なります。つまり「あるレンズではF1.8までしか下げられないけれど、あるレンズではF4.0までしか下げられない」ということです。そのレンズの絞りは、下の図のようなイメージで絞り羽が動いています。

絞り値(F値)の解説内径(輪の白い部分)が異なる3つの輪がありますが、これをレンズの絞りとイメージしてください。カメラではこの内径部分から光を取り入れ映像として認識し写真となります。
では、F1.8とF22ではどちらが光を取り入れる量が多く、明るくなると思いますか?答えはもちろんF1.8の方ですね。内径が大きい方が光を多く取り入れることができ、明るい写真になります。
もっと分かりやすく言うと、窓につける「ブラインド」をイメージしてください。

ブラインド光が入る量を大きくすると明るく、小さくすると暗くなることが分かりますね。

絞り値のまとめ

厳密に言うと光を多く取り入れることでボカすことが出来るというのが正しい言い方なのですが、今回は絞り値(F値)、シャッタースピード、ISO感度の基本を知るための記事なので割愛させてください。また別の記事で解説します。まずは、絞り値(F値)を調節することでボケと明るさをコントロールできると覚えてもらえれば大丈夫です。

先述の解説で、絞り値(F値)を調節することでボケと明るさをコントロールできることは分かりました。ただ、この絞り値(F値)だけでは明るさをコントロールするのに限界があります。そこで、シャッタースピードの出番です。

一眼レフカメラのシャッタースピードとは?

シャッタースピードとはシャッターが開いている時間のことです。音で言うと「ガシャッ」です。シャッタースピードは短い(速い)ときは先述した音「ガシャッ」ですが、長い(遅い)ときは「ガッ・・・・・・・・・・・シャッ」です。この「・・・・・・」の間に先述したレンズの絞りの内径から光を取り入れます。
このシャッタースピードを調節することで主に「ブレ」「明るさ」をコントロールできます。この「ブレ」とは物体が動いているようにて見えたり、静止して見えたりすることです。下の写真を見てください。

シャッタースピード短め絞り値:F3.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:400

クァンタム・オブ・ザ・シーズ絞り値:F20 シャッタースピード:2分 ISO感度:100

上の子供の写真はジャンプしている瞬間を短いシャッタースピードで撮影しました。そのため空中で止まっているように見えます。下の夜景の写真では少し分かりづらいですが、船が旋回している写真です。シャッタースピード2分で撮影しているため、船の明かりが光跡となって写し出されています。

カメラの画面では1/4000だったり1/250、”1″、”30″といった形で表記され、1/4000秒、1/250秒、1秒、30秒といった形でカメラのシャッタースピードを調節することができます。シャッタースピードはカメラ本体の性能によって異なるため、カメラによっては一番短いシャッタースピードが1/4000や1/8000だったりします。
ちなみに物は動いていなくても、被写体の周りがブレているときがあると思います。これは被写体が動いているのではなく、シャッターを押したカメラ側が動いてブレているのです。これを「手ブレ」と言います。よほど腕力に自信がある人でない限り、シャッタースピードを1/125秒以上の長さにするとブレてしまします。1秒なんてもってのほかです。その際は、三脚などでカメラを固定することで手ブレを無くすことが可能です。

そして、シャッタースピードのもう一つの大切な役割が「明るさ」です。絞り値(F値)でも明るさをコントロールできると解説しましたが、このシャッタースピードでも同じように明るさをコントロールできます。例えば絞り値の最小F1.8のレンズで、F1.8にしてもなお明るさが足りない場合などはシャッタースピードを長くすることで明るさを補うことができます。

シャッタースピード解説

シャッタースピードのまとめ

シャッタースピードを調節することで「ブレ」と、絞り値同様に「明るさ」をコントロールすることができます。この絞り値とシャッタースピードを組み合わせることで、絞り値で足りない明るさをシャッタースピードで補うことができ、逆にシャッタースピードで足りない明るさを絞り値で補うこともできます。しかし、それでも明るさが足りない場合があります。そんな時にISO感度の出番です。

一眼レフカメラのISO感度とは?

まず、ISO感度の読み方ですが「アイエスオー」や「イソ」「アイソ」と呼びますが、どれでも間違えではないそうです。ボクが出会ってきた人たちでは、感覚値として「アイエスオー」が一番多い気がします。
このISO感度とはカメラのセンサー(撮像素子)に当たった光を感知する能力のことです。主に「明るさ」をコントロールすることができます。
カメラの画面ではISO100やISO3200といった形で表示され、100・200・400・800というように、2倍づつ増えていきます。この数字が大きくなるほど光を多く感知することができ、明るい写真になります。カメラの本体ごとに性能が異なり、ISO100~12800のカメラがあれば、ISO50~25600のカメラもあります。一般的には、この数値の幅が広いほど高価なカメラと言われています。

絞り値(F値)とシャッタースピードにISO感度の明るさを加える

先述しましたが、絞り値を限界まで下げ、シャッタースピードも可能な限り長くしても明るさがどうしても足りない場合にISO感度の数字を上げてみてください。
ISO感度が高くなればなるほど、明るい写真になります。ただ、ISO感度を高くするデメリットがあることをここで一つ覚えておいてください。それは「ノイズ」です。
下の写真2つをご覧ください。左がISO感度100、右がISO:2500で撮影した写真です。

ISO感度解説

一見すると何も変わらないように見えますが拡大してみると・・・

ISO感度解説2
画像全体にノイズが入っていることが分かります。スマホで夜景を撮影して、同じようにノイズが入ったことありませんか。それと同じです。
では、どのくらいの数値からノイズが入るのかというと、シチュエーションごとに異なるため一概に言えません。そのため、ISO感度を徐々に高くしてノイズが入らない数値を探りながら撮影してみてください。回避する方法はISOの数値を可能な限り低くする、ただそれだけです。(笑)
ただ、Webサイトで使用したりする場合は、1枚目の引いた写真のようにノイズが入っていることがあまり分かりません。なので、紙やWebなど使うシーンも考え撮影するというのも一つの手かと思います。

この記事のまとめ

この記事では絞り値(F値)、シャッタースピード、ISO感度それぞれの特徴、関係性を解説しました。
もう一度、それぞれの特長をまとめると下記のとおりです。

  • 絞り値(F値):ボケと明るさを調節
  • シャッタースピード:ブレと明るさを調節
  • ISO感度:明るさを調節(ノイズが入るため注意)

これからデジタル一眼レフカメラを持って「さぁ撮影するぞ!」と意気込んでいるあなた、ぜひこの記事のとおりカメラを設定して撮影してみてください。
今までと少し違ったカメラライフが味わえるかと思います。この記事が、一眼レフカメラ初心者の第一歩を少しでも後押しできたら幸いです。

ちなみに…フィルムカメラはISO感度をフィルム側で決められていたため、ISO400のフィルムを選ぶと約20枚使い切るまでISO感度を変えられませんでした。
デジタルが主流となった今ではISOを手軽に変更出来て便利ですよね。
この記事の流れもフィルムカメラに合わせるのであれば「ISO感度⇒絞り値⇒シャッタースピード」という流れが自然なのですが、デジタル一眼レフカメラを使っている前提で書かせていただきました。フィルムカメラを使っている人からすると「ISO感度を一番最後に設定するなんてありえない」といった声も聞こえそうですがご勘弁を・・・汗

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