入門機を使っている人でよく「貯金をしてフルサイズのカメラを買いたい」をいう話を耳にする。カメラが楽しくてたまらず、ステップアップとしてフルサイズ機を買うことは素晴らしいことだと思う。
ただ、こういう話を聞くと僕は必ずこう答える。
「もし現金で今すぐ買えるなら明日にでも買ったほうが良い。貯金するくらいなら、ローンを組んだほうが良い」と。僕がなぜそう考えるか紹介しよう。
貯金は時間の無駄、ローンは投資と考える
カメラは高いものになると20万円を超え、レンズも一緒に購入すると30万を簡単に超えてしまう。決して安い買い物ではない。
日本人の平均給与の1ヶ月分と考えてもいいのではないか。
仮にカメラとレンズ合わせて30万円のものを貯金して買おうとした場合、どのくらいの時間がかかるか考えてみる。月に3万円づつ貯めたとして10カ月。月に1万円だとしたら30ヶ月、約2年半必要だ。
逆に、ローンを組んだ場合だと翌週にはカメラが手に入る。そこからそのカメラで写真を毎日撮ることができる。貯金して10カ月後にカメラを手に入る自分と、ローンを組みそのカメラで10カ月のあいだ毎日写真を撮る自分。どれだけスキルに差が出るか簡単に想像できるだろう。
スキルの差もそうだが、ローンで手に入れたカメラを使ってブログをやったり、個人でカメラの仕事をすれば、そこでの収益をローンの支払い充てることも可能だ。
そのカメラを使ってどのように稼ごうか考える方が頭も使うし、人一倍努力をする。
貯金なんて我慢さえすれば貯めることができる。
節約するための思考は単純、稼ぐための思考は複雑だ。
オンラインショップは4年間金利無料のところも
ローンはただで組めるわけではないが、特定の回数までは金利無料で組めるところもある。そういうショップをうまく使うことで、ムダに金利を払う必要もなくカメラを購入することができる。金利を払うことはムダだと思うが、金利をショップ側が負担してくれるなら利用しない手はない。
ローンのメリット・デメリット
ローンのメリット
- 欲しい時にカメラが手に入る
- 貯金するはずだった時間をスキルアップの時間に使える
ローンのデメリット
- 毎月支払う必要がある
- カメラに飽きたり、壊れてしまうと大変
- 信用の面ではローンは借金と同じ
ローンを組んだ場合のメリット・デメリットを洗い出してみた。
ローンのメリットの数は少ないが、僕個人の考えとしては「貯金するはずだった時間をスキルアップの時間に使える」が一番大きい。これから先の未来の時間は、お金を使うことで有意義過ごせるかもしれない。しかし、使ってしまった時間はお金で買えない。
人生一度きりと思って過ごしている僕からすれば、このメリットに勝るデメリットは無い。
まとめ
僕がローンを利用する基準としては、その購入するものが何か行動するために必要かどうかで考える。例えばパソコン。パソコンはローンで良いスペックのものを買うべきだ。
安いパソコンでノロノロ仕事をやるよりも、良いスペックのパソコンで2倍、3倍の仕事を捌いて稼いだほうが良い。
あと、旅行。旅行は結婚するとなかなか行けない。若いうちにしか行けないから、借金してでも行ってれば良かったと後悔している。行けるときに行っておくべきである。
逆に今すぐ必要ではなく、ただ単に娯楽にしか使えないものに関してはローンを組む必要はないと思う。むしろ貯金してから購入したほうが良い。
ローンが絶対に良いわけではないが、限られた時間を有意義に使うためには、投資しなければならない時もある。いつ終わるか分からない一度きりの人生を楽しむために、ローンという選択もぜひ考えてみてはどうか。