SIGMAからSONY Eマウントの24-70mmF2.8の新レンズの発表がありました。
SONYにはすでにこの新レンズと同じ焦点距離、絞り値の「SEL2470GM」が販売されています。
毎度、SIGMAやTAMRON、SAMYANGといったサードパーティから販売されるレンズがSONYレンズとどう違うか紹介していますが、今回もSONYレンズとSIGMAを比較してみます。
撮影サンプルも少ないですし、写り具合は人によってとらえ方が違うので、今回は仕様表を参考に比較してみました。
SONY GMシリーズ FE 24-70mm F2.8 GM |
SIGMA Artシリーズ 24-70mm F2.8 DG DN |
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焦点距離 | 24-70mm | 24-70mm |
開放絞り値(F値) | F2.8 | F2.8 |
最小絞り値(F値) | F22 | F22 |
レンズ構成枚数 | 13群18枚 | 15群19枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 11枚 |
画角(35mm判) | 84°-34° | 84.1°-34.3° |
最短撮影距離 | 38cm | 18cm |
フィルター径 | 82mm | 82mm |
手ブレ補正 | – | – |
最大径 × 長さ | 87.6mm x 136mm | 87.8mm × 124.9mm |
質量 | 886g | 830g |
発売日 | 2016年 4月28日 | 12月初旬予定 |
希望小売価格(税抜) | 278,000円 | 132,000円(2019.11.20時点の噂) |
筋トレンズだったSIGMAが軽い
SONY GMシリーズ FE 24-70mm F2.8 GM |
SIGMA Artシリーズ 24-70mm F2.8 DG DN |
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質量 | 886g | 830g |
SIGMAの135mmの単焦点をはじめ、僕の中でSIGMAのレンズは「安いけど重い」といった印象。俗に言う「筋トレンズ」でした。しかし今回の24-70mmは、SONYが「886g」、SIGMAが「830g」でSIGMAのほうが軽い。
今までの「重さ」と「安さ」を天秤にかけて「安さ」を選んできましたが、この24-70mmに関してはその天秤にかける必要はなさそうです。
SONYより20cmも近く寄れるSIGMA
SONY GMシリーズ FE 24-70mm F2.8 GM |
SIGMA Artシリーズ 24-70mm F2.8 DG DN |
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レンズ構成枚数 | 13群18枚 | 15群19枚 |
最短撮影距離 | 38cm | 18cm |
最短撮影距離はSONYが38cmでSIGMAが18cm。 これはレンズ構成枚数が1枚多い恩恵かSIGMAが圧倒的に近くまで被写体に寄ることができる。
近くまで寄れるということはマクロに近い写真も撮れ、撮影のバリエーションが広がります。
SIGMAのほうが安いことが濃厚
SONY GMシリーズ FE 24-70mm F2.8 GM |
SIGMA Artシリーズ 24-70mm F2.8 DG DN |
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希望小売価格(税抜) | 278,000円 | 未定 |
過去の傾向からすると、SIGMAのArtシリーズは20万円前後になることが予想できます。
ただ、この額はSIGMAのメーカー希望小売価格であって、実際に店頭に並ぶときには15万円前後になるのではないかと「勝手に」予想しています。
今まで20万円以上で買っていたスペックが15万円前後で手に入るようになったSONY Eマウント。レンズのバリエーションが増えて、SONYユーザーの僕としては嬉しい限りです。
ショップで見る
SONY GMシリーズ FE 24-70mm F2.8 GM |
SIGMA Artシリーズ 24-70mm F2.8 DG DN |
Amazon | Amazon |
楽天 | 楽天 |
カメラのキタムラ | カメラのキタムラ |
まとめ
説明する必要も無いくらいSONY GMの24-70mmF2.8は素晴らしいレンズです。ただ、価格は唯一の欠点でした。しかし、今回SIGMAから発売される24-70mmF2.8はGMレンズと同等のスペックでおそらく価格はGMレンズよりも10万円近く下がると予想でしています。今までGMレンズに憧れていたけれど、高くて手が出せていなかった人には朗報ではないでしょうか。
ではでは。