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Vlogカメラ「DJI Pocket2」の14日間レビュー。使って分かった8つのこと

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いろんな意味でピエンなVlogカメラ「DJI Pocket2」。

こんにちは。けいしろーです。

GoPro Max、SIGMA 24-70mm F2.8、16mm F1.4、SONY SEL1635Z、DJI RONIN SC、Osmo Mbile 3(4じゃないよ)、その他カメラバッグやライト、マイクなどなどなどの小物を購入したものの、本の積ん読のようにレビュー待ちの機材が溜まっている。いや、サボりじゃないですよ。単に本業のほうが順調なもので。

ということで、今回は久々の機材レビュー。先日の記事でOSMO Pocketの最新モデル「DJI Pocket2」の発売について書きました。

その続編として、実際にDJI Pocket2を購入して使用してみた感想を綴ってみる。

DJI Pocket2の良いところ

手軽にVlogを撮影できる

 DJI Pocket2を買うかiPhoneを買い換えるかで迷いに迷っていた。ここでDJI Pocket2を買わなければ「三度の飯よりカメラが好き」という言葉が嘘になってしまうとiPhoneに後ろ髪を引かれながら予約開始日にポチりました。

 正直、iPhone12 Proの画質には驚かされ、買い物を失敗したかもと「後悔」の文字が脳裏にうかぶ。実際、撮れる映像の美しさだけでくらべるとiPhone12 Proのほうが上かもしれない。しかし、実際に撮影現場でVlogを撮影してみて僕の考えが180°が変わった。脳裏の「後悔」の文字はどこかへ行ってしまった。

 まず、iPhoneの欠点から書かせてもらう。iPhoneで撮影する場合、バッテリーや容量を気にする必要がある。iPhoneは「携帯電話」という重要な役割を果たさなければならない。その重要な役割があるせいでバッテリー残量を気にしながら撮影するのが定め。

 そして、ジンバルのようなヌメヌメ感はやはりジンバルでしか撮れない。もしiPhoneでヌメヌメ感を出すにはDJI OM4(Osmo Mobile 4)などのジンバルを装着する必要がある。しかし、OM4を装着した場合、iPhoneは意外と存在感があるの、コンパクトというジャンルからはみ出してしまうことになる。

 そんなiPhoneとくらべ、DJI Pocket2はiPhoneの欠点をすべて補ってくれる。Vlogに必要な「機動力×画質」の要素でいくとDJI Pocket2はiPhone12 Proを上回るポテンシャルを持っている機材なのだ。

音がクリアに撮れる

 音質が予想以上にクリアで驚いた。一緒にVlogを撮影した人も「え、マイクって何かつけてたっけ?」と驚くほど。

 そして、ズームに合わせた音声ズーム機能が今回のPocket2から搭載されている。(ただ、ズームにすると映像が粗くなるので使いどころは考える必要あり)また、周囲360°の音を録ることができるし、前面または背面かにしぼって録ることもできる。カメラを向けているほうを優先して録って雑音を少なくしたり、360°の臨場感がある映像だって撮れるということだ。

 さらに、風切り音を抑制する「風ノイズ低減」モードは想像以上に効果あり。カメラ本体にウインドウジャマーをつける必要がないほど。

 音質についてはYouTubeにVlogをアップしているので、お暇なときにぜひご覧ください。

 子供がボールを取りに行きたいけどクモの巣を怖がっているシーン。これは音声ズーム機能を使用しています。ズームしたことで足音がよく聞こえませんか?

前モデルの問題点を解消

 Osmo Pocket初期モデルをボクが買わなかった理由。それは広角レンズのアタッチメントにあった。初期モデルは広角レンズのアタッチメントをつけたまま電源を落とした場合、ジンバルの軸に引っかかるのだ。
そんなところ?と思われるかもしれないけれど、ボクにとっては重要なことで、なるべく付属品を少なく、機動力を重視したかった。よって、前モデルは見送っていました。

 でも今回、DJI Pocket2は広角レンズを付けたままでも電源を落とすことができる。さらにケースに広角レンズのアタッチメントを収納する場所もあるのはGoodだ。

画質が想像以上にキレイ

 撮影したデータをPCの画面で確認したときは全俺が泣いた(←盛った)。

手振れ補正がジンバルなのでGoProやiPhoneのような電子式の手振れ補正とはモノが違う。画質を維持したまま撮ることができることはかなりのアドバンテージだ。

 とくに夜間の撮影を見くらべてみるとiPhoneなどの電子式の手振れ補正は光がにじんだりして少し残念な映像になるけれど、ジンバルだとにじまずキレイな映像を撮ることができる。

そして、顔色が良く見える「美顔機能」は男性でもハマる。

DJI Pocket2のイマイチなところ

microSDカードが超絶取り出し辛くてピエン

 iPhoneにDJI pocket2をつなげてデータを転送。iPhone内で編集するといったスタイルであれば気にする必要はない。
 しかし、microSDを動画の編集のたびに取り出すという人には試練が待ち受けている。DJI pocket2(OSMO pocketからかもだけど)はmicroSDが超絶取り出し辛いのでご注意。

 爪をしっかり切っているかたはmicroSDを押し込む小物を用意しておくことをおすすめします。と言っても、わざわざmicroSDを取り出さずに、USB-typeCを使うことで簡単に読み込むことができるんだけど。
USB-typeCのケーブルも付属してますし、元々そういう想定で作られているカメラなので、イマイチなところとしてあげる必要はないですね。

標準レンズの焦点距離は20mm。広角レンズは15mmだけど…

 DJI Pocket2のコンボを購入すると純正でワイドアングルレンズが付いてくる。DJI Pocket2の焦点距離はフルサイズ換算で20mm。この広角レンズを付けると15mmに画角が広がる。
 個人的には標準レンズが15mmで、レンズをつけることで20mmになるほうが使い勝手がよさそうな気がする。広角をよく使う人もいれば、あまり使わない人もいるので一概に言えないけれど、カメラの「自撮りできる」というコンセプトからいくと個人的には広角ベースのならもっと良かった…

コンパクトすぎて最初は操作しづらい

1日目は超絶操作しづらい、2日目は慣れはじめる、3日目はバッチリ。
といった感じに、操作に慣れるまでに多少の時間が必要だ。(ボクの物覚えが悪いだけかもだけど)

あとズームの勢いが良すぎて「ぁあっ」ってなっちゃうから撮影中のズームは使えない。設定でズーム機能の速度を調整できれば良いのにと思ったり。今後のアプデに期待です。

他のジンバルコンパクトビデオカメラよりも少し高い

ジンバルコンパクトビデオカメラの先駆者として、他のメーカーを一歩リードするカメラであるのは間違いない。ただ、他のメーカー「Feiyu pocket」や「FIMI PALM」といったカメラと比較するとどうしてもお高く感じる。感じるというか高いね。

 他のジンバルコンパクトビデオカメラのレビューを見てみたけれど、Osmo Pocket初期モデルとくらべてみるとそれほど大差はない。しかし、DJI Pocket2と他のメーカーの差は歴然。8倍ズーム機能や、被写体の場所によって音声を調整するDJIマトリックスステレオなどの「進化した機能」と「価格」を比べると、それほど高いと感じないかもしれない。

 もし、クオリティを求めず、ただジンバル特有のヌルヌルスムーズな動画を撮る分にはOsmo PocketやFeiyu、FIMIといった選択もアリだ。

まとめ

 以上、DJI Pocket2の良いところとイマイチなところを4つずつ綴ってみました。

 欠点を出してみたものの、気にする必要がなかったり、人によってはメリットだったり。ただ、言えることはDJI Pocket2は控えめに言って、現時点では最高のVlogカメラだということ。あなたもDJI Pocket2を実際に手にとってVlogの世界に足を踏み入れてみては。

けいしろー

Osmo Action、GoPro、GoProMaxと使ってきたけれど、機動力×画質でいくとNo.1のカメラだ。

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